泉田裕彦
2017年09月11日付けブログ 泉田前新潟県知事と自民党との間に“密約”があった? 元同僚の古賀茂明氏が内情を暴露 http://bit.ly/2xteill は誤認が甚だしいので、事実関係を説明します。
昨年の新潟県知事選挙は,2016年10月16日 投開票です。私が、知事選からの撤退を表明したのが、8月末でした。当時は、原子力が争点になる気配はまったくありませんでした。あくまでも、地方における「権力闘争」の様相を呈していました。
このため、私が知事選から退くことで原子力防災を争点にして欲しいこと、また、後継指名はしないとことを表明し、知事選から撤退しました。
2016年09月21日付け記事をご覧いただきたいと思います。(参照:泉田新潟県知事が語る「出馬撤回の理由は『原子力防災を争点にしてほしい』から」 http://bit.ly/2jED8cx )
二階幹事長から連絡があったのは、自民党推薦候補の劣勢がはっきりした、投開票日の3日前でした。知事選撤退表明前から選挙戦終盤まで、二階幹事長とは連絡はまったくありませんでした。また、党中央から見れば、地方の争いに幹事長が介入する理由はなかったと思います。
ちなみに、私の最初の知事選挙で支援していただいたのは、当時、民主党側は、森ゆうこ議員他、自民党側は、二階総務局長(当時)ほかでした。
話を知事選最終盤に戻すと、私は、米山、森両陣営から、街宣車に乗ってくれという要請を受けていました。無論、古賀さんからも要請を受けていました。新潟入りして、与党推薦の森候補が劣勢の理由(県民支持率8割の泉田県政を批判していた。朝日新聞 :http://bit.ly/2heGI8Q )を察知した二階幹事長から電話をもらったのは、そのタイミングです。
二階幹事長も、森ゆうこ議員も「泉田知事」の産みの親です。当初から、後継指名はしないと表明していたこともあり、完全に動けなくなったというのが真相です。密約なんてありません。
古賀氏が言うように
「二階幹事長から『自民党から出ると裏で約束したのに、米山支持とはどういうことか』と怒られたか」
ということになると8月末に原発が争点になっていない時点での二階幹事長のメリットは何なんでしょう? 密約をする必然性はまったくありません。
なお、古賀氏にクレームをしたのは、「僕が米山支持を公言しているみたいに取られるのは困る」ではありません。 古賀さんが事実に反する発言をしていたので、「嘘はつかないで欲しい」とお願いしたものです。古賀さんも記憶があるようですが、その時の古賀さんの返事は、「選挙だから仕方がない」でした。
今回は、長島代議士の急逝に伴い、要請を受けたものです。これをご覧ください。→ http://bit.ly/2wdDesD
長島代議士の急逝とは関係なく、国政へという声をいただいていたのは事実です。仮に、長島代議士の急逝がない状態で、立候補を決断した場合は、参議院、新潟1区または4区 いずれも無所属ということになっていた可能性が高いように思います。密約が入る余地はありません。